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【小児矯正】マイオブレースとプレオルソ矯正のすべてがわかるガイド
お子さまの歯並びが気になっている親御さんへ──。最近よく耳にする「マイオブレース」や「プレオルソ矯正」。どちらも“歯を抜かずに”“痛みを少なく”進められる小児矯正として注目されています。しかし、名前は知っていても「実際に何が違うの?」「うちの子はどっちが合っているの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事では、歯科医院の視点から、マイオブレースとプレオルソの特徴・違い・メリット・注意点を、なるべくやさしい言葉で詳しく解説します。さらに、保護者の皆さまから多い質問をまとめたFAQもご用意しました。この記事を読めば“お子さまに最適な矯正の選び方”がよくわかる内容となっています。
■ 小児矯正とは?
小児矯正とは、子どもの成長を利用しながら、歯並びやあごのバランスを整えていく治療です。永久歯が生えそろう前の時期に矯正を始めることで、将来的に大がかりな治療を避けられたり、歯を抜く必要を減らせることが大きなメリットです。
小児矯正は主に2種類に分けられます。
- 取り外し式の装置を使う矯正(マイオブレース・プレオルソなど)
- 固定式のワイヤー矯正
今回は、取り外し式で人気の「マイオブレース」「プレオルソ」にフォーカスして解説します。
■ マイオブレースとは?
マイオブレースは、オーストラリアで開発された“筋機能トレーニング”を中心とした小児矯正です。
● マイオブレースの特徴
- 柔らかいマウスピース型の装置を使用
- 日中1〜2時間+就寝時に装着
- 口呼吸や舌のクセなど「歯並びを悪くする原因」から改善
- 専用のトレーニングを行うことで効果を最大化
● マイオブレースが向いている子
- 口呼吸をしている
- 舌の位置が低い(舌が下に落ちている)
- 姿勢が悪い
- ポカン口になりやすい
- 永久歯のスペースが足りない
● メリット
- 歯並びが悪くなる“原因”から治せる
- 装置が透明に近く、目立たない
- 痛みが少ない
- 口呼吸改善など、矯正以外のメリットも大きい
● デメリット
- 装着時間を守れないと効果が出にくい
- トレーニングを習慣化する必要がある
■ プレオルソとは?
プレオルソは、日本の歯科医師が開発した取り外し式の矯正装置です。やわらかい素材でできており、比較的早い段階の子どもの歯並び改善に用いられます。
● プレオルソの特徴
- マウスピース型のやわらかい装置
- 日中の少しの時間+就寝時に装着
- 噛み合わせや口周りの筋肉バランスを整える
● プレオルソが向いている子
- 前歯が出ている(出っ歯)
- 下の前歯が上に被さっている(反対咬合)
- 口がポカンと開きやすい
- 前歯のすき間が気になる
● メリット
- 柔らかく装着しやすい
- 比較的低年齢から使用できる
- 慣れやすく続けやすい
● デメリット
- 口のクセ改善はマイオブレースほど専門的ではない
- ケースによっては補助的な治療が必要
■ 【比較】マイオブレースとプレオルソの違い
|
項目 |
マイオブレース |
プレオルソ |
|---|---|---|
|
治療の中心 |
口腔筋機能トレーニング |
噛み合わせと筋肉の改善 |
|
年齢 |
5〜12歳 |
4〜10歳 |
|
装着時間 |
1〜2時間+就寝時 |
日中少し+就寝時 |
|
向いている症状 |
口呼吸、舌癖、顎の成長不足 |
反対咬合、出っ歯、すきっ歯 |
|
継続のしやすさ |
トレーニング必須でやや大変 |
比較的続けやすい |
● 結論:どちらが良い?
お子さまの状態によりますが、以下が目安です。
- 根本原因から改善したい → マイオブレース
- 前歯の噛み合わせを早期に整えたい → プレオルソ
両方を併用するケースもあり、実際の診断がとても大切です。
■ 治療の流れ
- カウンセリング(口呼吸・舌のクセチェック)
- お口の検査(レントゲン、歯型、姿勢の確認)
- 装置選択(マイオ or プレオルソ)
- 装置の使い方指導
- 通院(月1回程度)
- 卒業後も経過観察
■ よくある質問(FAQ)
Q1. マイオブレースとプレオルソのどちらが効果がありますか?
どちらが優れているというよりも、お子さまの状態によって“適切な装置”が変わります。口呼吸・舌癖がある場合はマイオブレース、噛み合わせが問題の場合はプレオルソが向いています。
Q2. 装置をつけると痛いですか?
痛みはほとんどありません。マイオブレース・プレオルソともやわらかい素材でできています。
Q3. 毎日続けないと意味がないですか?
はい。とくにマイオブレースは継続が重要です。習慣化することで効果がしっかり出ます。
Q4. どれくらいの期間で効果が出ますか?
平均1〜2年ほどですが、お子さまの成長・装着時間によって違います。
Q5. 小児矯正を始めるベストな年齢は?
5〜8歳頃が最適とされています。顎の成長が大きく変わる時期です。
Q6. 装置をつけたまま学校に行く必要はありますか?
ありません。基本的に自宅のみで大丈夫です。
Q7. 将来ワイヤー矯正が必要になりますか?
必要なくなるケースも多いですが、場合によっては仕上げとしてワイヤー矯正を併用することもあります。
Q8. 費用はどのくらいですか?
医院によって異なりますが、平均10〜40万円程度が目安です。
■ まとめ
マイオブレースもプレオルソも、子どもの成長を利用した取り外し式の矯正方法です。どちらが良いかは“お子さまの症状・クセ・生活習慣”によって変わります。まずは一度歯科医院でチェックを受け、最適な治療方法を相談することが大切です。
■ 引用・参考
- Myobrace公式サイト
- プレオルソ小児矯正システム公式情報
- 日本小児歯科学会
- 日本矯正歯科学会
難波の歯医者
クレモト歯科なんば診療所